キャリアシンポジウム「グローバルに働くことばの力—日本語教育×英語教育—」開催レポート

異文化コミュニケーション学部 レチ 裕陸さん、識名 葵さん、大城 のあさん、古源 菜歩さん、S?Hさん

2025/03/24

キャリアの立教

OVERVIEW

2024年11月23日(土)、異文化コミュニケーション学部主催「第7回キャリアシンポジウム」を開催しました。イベントの様子を在学生が報告します。

2024年11月23日(土)、立教大学池袋キャンパス太刀川記念館カンファレンスルームにて2024年度異文化コミュニケーション学部主催キャリアシンポジウム「グローバルに働くことばの力—日本語教育×英語教育—」が催されました。今回のシンポジウムの構成は基調対談、パネルディスカッション、ポスター発表、Business Practicum for Intercultural Collaboration成果発表の4つのセクションから成っており、本学部の学問領域を横断する形で特に日本語教育と英語教育を中心に議論や報告が展開されました。

まず、基調対談では、通訳翻訳を専門とされる本学部教授の山田優先生のファシリテーションのもと、日本語教育が専門の池田伸子教授と英語教育が専門の中田達也教授によって、それぞれの視点から言語教育の現状や特徴、それらを踏まえたグローバルに働くことについて議論がなされました。次にパネルディスカッションでは、今回のテーマである日本語教育と英語教育に関連のある卒業生と学部生が登壇し、それぞれが考える異文化コミュニケーション力についてトークセッションが行われました。その後、本学部で活動している様々な学生団体や授業について、在学生によるポスター発表が行われました。最後に、Business Practicum for Intercultural Collaboration成果発表では株式会社ソーシャライズ様のご協力のもと、日本人学部生と留学生が英語でビジネス分野での課題解決型インターンシップの成果発表会を行いました。(1年次 レチ 裕陸さん)

基調対談

日本語教育?英語教育を学ぶ学生の共通点
基調対談では、まずはじめに、「日本語教育と英語教育にはどのような相違点?類似点があるか」という問いのもと、意見交換がされました。国際社会における英語と日本語の位置づけや、学習者の多様性の違いなどが指摘された一方、議論が進むにつれて共通点も浮かび上がりました。それは、日本語教育や英語教育を学ぶ学生たちのキャリアに対する考え方です。池田先生と中田先生が共通して述べられたのは、学生には大きく分けて2つのタイプがあるということでした。一つは、卒業後、日本語教師や英語教師として働くことを志す学生。もう一つは、卒業後のキャリアの選択肢ではないが、将来的にどこかで日本語教育や英語教育に関わりたいと考えている学生です。筆者自身も、筆者の周りにも、教師になるためというよりは、地域のボランティアで日本語や英語を教えるのが楽しいといった学生や、外国語学習への興味といった点をモチベーションに言語教育を学んでいる学生が少なくありません。
異文化コミュニケーション学部に日本語教員?英語教員養成プログラムを置く意義
では、必ずしも日本語教師?英語教師を目指しているわけではない学生も多い中で、本学部が日本語?英語教員養成プログラムを設置する意義とは何でしょうか。池田先生は、異文化コミュニケーション学部における日本語教育の特徴は、「学部の目指す方向性そのもの」だといいます。本学部では、日本語教育?英語教育をはじめ、通訳?翻訳、国際開発、文化研究など幅広い分野を学ぶことができますが、それぞれの領域は独立して存在するのではありません。例えば、ヤングケアラーの子どもが家族のために通訳をしなければならない問題を考えるとき、それは通訳?翻訳の分野であると同時に、日本語教育の領域にも関わるといいます。

また、質疑応答の際、ゲストから「将来は国際開発に携わりたいが、異文化コミュニケーション学部ではどのようなことが学べるか」という質問がありました。この問いに対して、池田先生は、国際開発の中でも特にODAなどの現場で日本語が共通言語として使われる場面が少なくないことを指摘したうえで、そうした場面で必要となる「日本語を母語としない人々とのコミュニケーション」について学べる機会が、日本語教育関連の授業にあることを説明されました。国際開発を目指す学生にとって、日本語教育の授業は一見関連が薄いように思えるかもしれません。しかし、実際には密接なつながりがあり、そうした学びの広がりや意外な結びつきを発見できることが、本学部の大きな特徴の一つだと感じました。

さらに、中田先生は、学んだ知識を実践の場で活かせる点を本学部の強みとして挙げられました。例えば、英語教育ではイングリッシュ?キャンプ、日本語教育では立教日本語教室や海外日本語教育実習など、学んだことを実際に試せる機会がいくつもあります。筆者自身も、立教日本語教室での活動を通して、授業で学んだ日本語教授法の理論が、実際に自分で使えるツールになったと実感した経験があります。先生方のお話から、学問領域を横断し、理論と実践の間を行き来しながら、知識と経験を深めていける点が本学部の特徴であると改めて感じました。
日本語教育?英語教育を通じて身につける異文化コミュニケーションの力
対談の終盤、ファシリテーターの山田先生の問いかけをきっかけに、「日本語教員?英語教員養成プログラムを通じて、どのような異文化コミュニケーション力を養っているか」という観点からさらに議論が深まりました。池田先生がポイントとして挙げられたのは、「他者理解の姿勢」です。日本語教師にとって、学習者の背景やニーズを理解することは不可欠ですが、相手を理解した気になってしまうという落とし穴もあります。目の前の一人ひとりに向き合い、完全には理解できないとしても、自分なりに理解しようとし続ける姿勢が大切だと強調されました。また、中田先生は、「異文化」というと海外に限った話と思われがちだが、国内の身近なところにも多くの「異文化」が存在しているという視点を示されました。先生方が挙げられた点は、いずれも言語教育の枠を超え、多様な背景を持つ人々と関わりながら生きていくために必要な知識や考え方に繋がるものだと思いました。

筆者が学生として感じるのは、「異文化コミュニケーション学部」という名前が他にあまりないためか、様々な場面で「異文化コミュニケーション学部では何を学ぶのか」と聞かれ、説明を求められることが多いということです。異文化コミュニケーションの力は、一言で簡単に答えられるものではないかもしれませんが、今回の対談を通して、自分が学部の授業や課外活動、留学などを経験して何を学んできたのか振り返りつつ、どのような異文化コミュニケーション力を身につけてきたか、自分の言葉で伝えられるように考え続けていきたいと思いました。(3年次 大城 のあさん)

パネルディスカッション

基調対談に続いて、卒業生と在校生によるパネルディスカッションが実施されました。登壇者は、本学学部卒業生で東京科学大学附属科学技術高等学校英語科教諭の小宮秀人さん、同じく卒業生で株式会社ゼンショーホールディングスに勤務する谷口晴香さん、本学学部4年次の坂田陽南子さん、安達有梨さんの4名で、それぞれの立場から活発に意見が交わされました。
卒業後のキャリアと異文化コミュニケーション学部での学び
はじめに、基調対談を聞いたうえで自身の経験と関連付けた感想を聞かれると、小宮さんからは、対談中に議題となった英語教師としてのキャリアに関連して英語科教諭として働く中で感じる難しさとやりがいについて言及されました。言語習得のみならず生徒一人ひとりの人間としての成長過程に最も近い立場でいられることが教員としてのやりがいであると述べました。学生時代に日本語教育を専攻していた谷口さんは、卒業後の進路について、「人生のどこかで日本語教育に携わりたい」、「就職先で日本語教育で学んだことを活かしたい」という想いから日本語教師以外の選択肢を選び、卒業後のキャリアの広さを言及されました。家庭教師として英語を教える坂田さんは、英語の理解を促進させるために英語と日本語の相違点を考える必要性について触れ、日本語を見直すことの重要性を感じたと話しました。安達さんはご自身を含め周囲の学生は将来どこかで日本語教師を経験したいと思う人が多く、国内外を問わず高まる日本語教師のニーズについて言及されました。

次に、卒業生の二人に対して、学部での学びが卒業後の仕事現場で活かされていると感じる時と今後発揮していきたいことについて質問がありました。小宮さんは「異文化コミュニケーション学部での学びは現在の仕事に常に直接活かされている」と言及し、在学中に理論だけでなく模擬授業や留学などで実践も経験できたことが現役の高校教員としての働きに大きく役立っていることを述べました。今後は、言語学と英語教育学の乖離を減らすべく、英語教育の現場で言語学の知識を応用していきたいと話しました。続いて谷口さんは、立教日本語教室でのボランティア活動で培った「やさしい日本語」の運用力と短い会話で相手の日本語レベルを察して話す能力が仕事で活かされていると述べました。外国籍の顧客が多い店舗で勤務する中で、在学中に得たこれらのスキルが誘因となり、現在はその場に応じた対応が滞りなく実行できているとのことでした。今後は、外国人の人材育成について、言語に特化した教育ではなく仕事のシチュエーションに基づいた教育を目指し、その教育を実現できる人材を育てるマニュアルを社内で作りたいと話しました。
異文化コミュニケーション力と働く力
次に、在校生への質問として「理論や実践を通して学ぶ科目から異文化コミュニケーションの理解が深まった例を教えてください」と問われました。お二人からは、留学や立教日本語教室等の実践的な授業を通して、英語教育/日本語教育共にコミュニケーションにおいて自らの当たり前は他者の当たり前とは異なる可能性があることや、相手への配慮、歩み寄りが必要であることを学んだと話しました。言語教育に関する学びでも一つの領域に留まらず複数の領域を横断して領域間の繋がりに気付けるのは、理論と実践を往還する本学部ならではのスタイルに起因しており、同時に学部の強みであると感じました。

次に、仕事をする中で感じた異文化コミュニケーションに対する考えの変化を問われ、小宮さんは教員になって初めて「異文化コミュニケーションは身の回りに溢れていることに気付いた」と述べ、谷口さんは、「完全には理解できない相手をいかに理解しようと努力をするかといったうえでのコミュニケーションの重要性に気付いた」と話し、学内での学びは卒業後も続くと実感しました。関連して、ファシリテーターの山田先生から「そもそも異文化コミュニケーションの力とは何か」という問いがありました。これに対して、小宮さんは「なるべく客観的に物事を見る努力と相手の主観を考える力」と回答されました。

本パネルディスカッションは、学部の学びの豊かさを来場者にわかりやすく伝える内容でした。特に、言語教育を勉強してもその先の進路は日本語/英語教師だけではないというお話が印象に残り、言語教育に関する学びが職種を超えて応用可能であることや理論と実践を往還する学びの重要性を再認識させられました。また、自分事に置き換えて、現在学ぶ知識やスキルを卒業後のキャリアにどう活かすことができるかを考える有意義な時間となりました。今後も、本学部のカリキュラムが実社会での適用可能性を意識しながら発展していくことが期待されます。(3年次 古源 菜歩さん)

ポスター発表

ポスター発表では、本学部の在学生による地域社会連携活動についての報告を行いました。対象となる活動は、海外?国内フィールドスタディ、インターンシップ、English Camp、立教日本語教室、立教コミュニティ翻訳通訳RiCoLaS、学部公認学生団体LINKCIC等の計13団体?プログラムです。会場に各活動のポスターを設置し、ゲストの方が自由に見回ったり、活動に携わった学生と交流したりできる形態で実施されました。

ポスター発表は、シンポジウムを聞きに来てくださったゲストの方と、活動に参加した学生の双方向のコミュニケーションによって進められるものです。ゲストの方からいただいた質問や感想に対して、学生が回答したり活動について紹介したりしました。活動に実際に使用した資料や活動風景の写真を用いるなど、ゲストの方が活動についてイメージを持ちやすいような工夫を行いました。参加して下さった方の属性は、高校生、他学部を含む立教大学の在学生、卒業生、教授、企業の方、地域の方など、年齢も所属も様々でした。
私は、立教日本語教室という学部公認学生団体での活動について発表を行いましたが、今回ポスター発表を行った計13団体?プログラムの中には、私が関わったことのない活動もありました。しかし、基調対談とパネル?ディスカッションを経て、改めてすべての活動のポスターを見てみると、普段は隔たりのあるように見える「言語研究領域」、「通訳翻訳研究領域」、「コミュニケーション?スタディーズ領域」、「グローバル?スタディーズ領域」の4つの学問領域が、すべて繋がっていることに気づきました。

立教日本語教室では、豊島区に在住?在勤の日本語を母語としない方々に向けて、週に2回、マンツーマンの授業を学生ボランティアのみで行っています。ポスター発表でのゲストの方との双方向のやり取りを通じて、大学が地域社会と密接に結びついていることを確認できました。特に印象に残っているのは、学習塾で働いていらっしゃるゲストの方のお話です。その学習塾には、第一言語が十分に発達する前に母国を離れ、日本に引っ越してきたために、日本語でも第一言語でも意思疎通が難しい年少の学習者がいるとのことで、ゲストの方はどのように意思疎通をすればいいのか悩んでいらっしゃる様子でした。その年少の学習者が関わるコミュニティは、小学校、企業(学習塾)、家庭など様々かもしれませんが、同時に、「大学」という機関も地域社会連携活動という方法などで関わることができるのかもしれないと思いました。この場合であれば、例えば立教日本語教室や立教コミュニティ翻訳通訳RiCoLaSなどが力になれるかもしれません。このことから、「大学」も社会を構成する一部であり、それらが積極的に関わり合うことで相互に良い影響を与え合うことができるという新たな発見ができました。
ポスター発表の準備段階では、自分がこれまで行ってきた活動やそこでの学びを、外部の方にも分かりやすく伝わるよう、ポスターの構成や口頭での説明の仕方などを何度も練り直しました。活動や学びをできるだけ客観視し、言語化する過程は難しくもありましたが、自分自身について振り返る貴重な機会でもあったと思います。
 
このように、ポスター発表を通して、学部内での学びの横断や大学と地域社会の繋がりの可能性という新たな発見ができ、視野を広げられたように感じます。今回の経験を通して、今後も能動的に地域社会連携活動に参加していきたいと思いました。(3年次 S?Hさん)

Business Practicum for Intercultural Collaboration成果報告

Business Practicum for Intercultural Collaboration(BPIC)は、キャンパス内でビジネスの世界を体験できるプログラムです。参加学生は企業の方と一緒に実際のビジネス課題に取り組み、将来のキャリアや就職活動への準備に役立つ経験を積むことができます。

今年度は、株式会社ザイマックス様の外国人人材事業チームをお迎えし、日本で働く上で直面する問題を解決するためのアプローチを考えました。本学部在学生、交換留学生など筆者を含めて6名が参加し、10月から11月に渡って、英語で調査?議論を重ねて解決案を練ってきました。私が所属するチームは、ザイマックス社のインドネシア社員の方から提示された課題の中から、「日本人対外国人ではなく、それぞれの違いを考慮?尊重した社内制度や文化の構築」をテーマとして選定しました。この問題を選択した理由は、解決策を考えるにあたり、多文化共生や異文化理解といった異文化コミュニケーション学部の学びを活かすことができると考えたからです。プログラムでは選定したビジネス課題の解決方法を考え、キャリアシンポジウムではその企画を提案する最終プレゼンテーションを英語で行いました。

今回のプロジェクトを進めるにあたって、私たちは、インドネシア社員の方々と積極的に話し合いを行い、日本人の同僚とのコミュニケーションについて抱えている問題を理解することに努めました。具体的には、外国人労働者が日本企業で働く上で直面する問題の根本的な原因と、それを解決する効果的かつ企業内で実践可能性の高い方法について考えました。特に、日本語以外の言語を使ったコミュニケーションや、異なる文化を尊重する取り組みが必要だと感じました。発表準備の段階では、インドネシア社員の方々に私たちの考えた解決策を提案させていただき、フィードバックをもらいました。具体的な企業の実例を紹介するだけでなく、各段階における企画のメリットとデメリットを伝えることや、提案内容の将来的な展望や見通しを示すことが重要でした。

シンポジウム当日の発表では、私たちは、「株式会社ザイマックスにおける異文化理解の促進」というタイトルで意見を示しました。主な内容は、日本人対外国人という二項対立ではなく、個々人の能力が評価されるように、採用、研修期間、その後の雇用期間という三段階において、互いの文化を理解し尊重できる雰囲気づくりを提案しました。まず採用の段階では、円滑なコミュニケーション、海外への進出のために必要最低限のレベルの英語の能力を求めることが有効です。その事例としてインドネシアに進出している不動産会社を紹介しました。次に研修段階では、より洗練されたバディシステムにより言語や文化の違いによるトラブルを防ぎます。また、互いの理解を深めるためのカルチュラルワークショップを開催し、チームとして協力関係が築きやすい環境を目指します。続いてさらなる成長段階において、週に一度、一緒に昼食をとる機会を設けて社内の良い雰囲気づくりや、チームでミッションの達成を目指す活動を定期的に取り入れることによって社内の協力体制を強化するといった方法を解決策として挙げました。

私はこのプログラムを通じて、マイノリティの立場である外国人労働者が日本企業で働くにあたって感じる困難、特に日本人とのコミュニケーションや日本の企業内の文化に適応することが難しいという問題の現状を当事者から聞くことでその深刻さを実感しました。同時に、複雑な企業の事情を考慮しながら、解決策を提案させていただくというとてもやりがいのある貴重な体験となりました。また、異文化理解の壁や多国籍の人々がともに働いていくうえでの問題をどう解決していくか、実際のビジネスの現場に落とし込み実践可能な案を考えることの重要性を学びました。社会人の方々と英語を用いてコミュニケーションを取るという経験も貴重で、英語に自信のなかった私にとってはとても難しいことでしたが、英語を手段として感情を交えながら自分の意見を相手に伝えるためには、単なる語学力だけではなく、自分から発信しようとする姿勢が重要だと感じました。多国籍な環境での働き方を体験できたことに加え、チームとして協力してプレゼンテーションを作りあげ、達成感を感じることができました。この経験を今後も活かしていきたいと思います。(1年次 識名 葵さん)

まとめ

今回のキャリアシンポジウムでは、日本語教育と英語教育という2つの学問の共通点や相違点が見られ、言語を通した異文化コミュニケーションに関して様々な知識を得ることができました。基調対談では、私たちが日々の生活で日本語教育と英語教育における異文化コミュニケーション力を身に付けることの必要性を実感させてくれるものでした。特に、池田教授が議論中におっしゃった「相手を理解するのではなく、理解しようとすること」は非常に心に響きました。異文化コミュニケーション学が包括する範囲は非常に幅広いですが、相手のことを完全に理解することは不可能である一方で理解しようとするという姿勢を心掛けることが異文化コミュニケーションのあらゆる領域において求められているのだと感じました。

また、パネルディスカッションでは、英語教育、日本語教育それぞれの現場で活躍している卒業生や学部生がどのように本学部での学びが活かされたのか、学部の学びをふまえた社会での共存の在り方など、具体的な経験を基に様々な場面での異文化コミュニケーションのあり方に関してお話を伺うことができました。特に学部卒業生で英語教師の小宮氏が「生徒に教えることよりも、学ぶプロセスに共に関わりながら学びを一緒に作っていくことを大切にしている」とお話しされていたのが印象的でした。本学部での学びがグローバルで働くことにどのように役に立つのか、将来の職場での異文化コミュニケーションの在り方を具体的にイメージすることができました。 

そして、私たち学部生の発表の場であるポスター発表では高校生や卒業生、一般の方などへ本学部の特色のある多彩な活動を伝えることができました。特に、私は「インターンシップ?キャリア形成実習」のポスター発表者として参加し、卒業生との対話を通して、本学部が設立した当初と現在の活動を比較し、本学部の成長や軌跡を感じる貴重な機会となりました。また、他の発表者のポスターを見て、本学部が大切にする理念に基づいた多種多様な活動が座学での学びだけでなく、実践的な学びへとつながっており、より充実したカリキュラムが提供されていると感じました。

最後に、Business Practicum for Intercultural Collaboration成果発表では、留学生と日本人学生が協働することによって生まれる異文化に溢れる唯一無二の充実した提案を聴くことができました。私が学部インターンシップで行ったインターンシップ活動とは異なり、学生同士がグループでよりよい企画を創り上げていく、本学部での学びに基づいた実践的な活動が展開されており、実社会と繋がって、異文化コミュニケーション力を養っていくことの重要性を実感しました。

私は今回のシンポジウムを通じて、日々の生活において異文化コミュニケーションがどのように関わっているのか、またその多角的な特性について学びを深めることができました。そして、本学部生はこのような様々な活動や機会を活かして、異文化コミュニケーション力を身に付けていくことができるのだと感じました。そして、今後も今回得た気づきを基に、提供されたチャンスを積極的に掴む姿勢を忘れず、より充実した学生生活を過ごしていきたいと思います。登壇してくださった卒業生や先生方、そしてご来場くださった皆様に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。(1年次 レチ 裕陸さん)

CATEGORY

このカテゴリの他の記事を見る

キャリアの立教

2025/04/03

2027卒始動!「第1回就職ガイダンス」を開催

キャリアセンター

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。