公開講演会「これからの放送をどうするか~NHK文書等開示請求訴訟の成果と課題~」
INFORMATION
昨年12月17日、東京高裁で実質的に勝訴とも言える内容で和解したNHK文書開示等請求訴訟。この訴訟は、かんぽ生命保険の不正販売報道を巡り、NHK経営委員会が2018年に当時の会長を異例の厳重注意とした問題で、市民らがNHKと森下俊三?前経営委員長を相手取り、厳重注意の経緯がわかる経営委員会の議事録の開示などを求めたものだった。
今回の公開講演会では、この訴訟の原告団事務局長の長井氏、弁護団の杉浦弁護士、武蔵大学教授の永田氏に、この訴訟の意味を改めて解説いただくとともに、フジテレビ問題など放送界が抱える問題についても話し合い、放送開始から100年を迎えた、放送のこれからについて考えていきたい。
講師
弁護士、「NHK文書等開示請求訴訟」弁護団テレビ輝け!市民ネットワーク事務局
杉浦 ひとみ 氏
日弁連人権擁護委員会、子どもの委員会などの委員。東京大空襲訴訟、安保法制違憲訴訟、原発事故による子どもの甲状腺がん裁判などにかかわる。軍隊を捨てた国コスタリカに学び平和を作る会、平和を求め軍拡を許さない女たちの会所属。
ジャーナリスト、「NHK文書等開示請求訴訟」原告団事務局長
長井 暁 氏
NHKディレクターとしてNHKスペシャル「朝鮮戦争」「張学良がいま語る」「周恩来の選択」「毛沢東とその時代」「街道をゆく」「四大文明」等の番組制作を担当。2005年、ETV2001「戦争をどう裁くか」の政治圧力による改変を告発。著書に『NHKは誰のものか』など。
武蔵大学教授、元NHKプロデューサー、高木仁三郎市民科学基金理事、江古田映画祭実行委員会代表
永田 浩三 氏
NHKでドキュメンタリー?教養番組を制作。著書に『広島を伝える』『奄美の奇跡』『NHKと政治権力』『ベンシャーンを追いかけて』『原爆と俳句』など。映画『命かじり』『闇に消されてなるものか』の監督。
司会
本学社会学部長、社会学部メディア社会学科教授、「放送を市民の手に:独立行政委員会を考える」プロジェクト代表
砂川 浩慶
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