公開映画上映会「美と殺戮のすべて」
INFORMATION
アメリカの写真家ナン?ゴールディン氏は、鎮痛薬の危険性を隠蔽しながら巨万の富を築いた製薬会社に立ち向かい、美術界を巻き込むラディカルな抗議活動を展開した。その活動を記録したドキュメンタリー映画、『美と殺戮のすべて』(2022年)から浮かび上がるのは、芸術とアクティビズムが交差する地平のクィアな破壊力である。映画を鑑賞したのち、アメリカ美術とジェンダー研究がご専門の江崎聡子氏に作品解題をお願いし、ゴールディン氏が問いかける現代資本主義社会とフェミニズム?アートの問題系を深く掘り下げていただく。
報告者
聖学院大学人文学部准教授
江崎 聡子(えざき さとこ) 氏
専門はアメリカ視覚文化、アメリカ美術およびジェンダー研究。長野県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学(地域文化研究専攻)。単著として『エドワード?ホッパー作品集』(2022年、東京美術)。共著に『描かれる他者、攪乱される自己——アート?表象?アイデンティティ』(2018年、ありな書房)、『ニューヨーク——錯乱する都市の夢と現実』(2017年、竹林舎)、『創られる歴史、発見される風景——アート?国家?ミソロジー』(2016年、ありな書房)など。